教育の扉を開いてみよう♪

教育者に優秀な人材を

日本の義務教育レベルは国際的に見ても素晴らしく、日本人全体のモラルの高さもその教育の徹底が大きな影響をもたらしていると思われます。
ホームレスが新聞を読んでいる、日本人であれば何も疑問に感じず当たり前と思える識字率の高さが、驚異的と諸外国からは驚かれるのです。
このような万人が平等な教育を受けられるシステムは日本の誇るべき点なのです。
その義務教育を担っている小中学校の教師に、現在は多くの問題が山積しています。
時間外労働の常態化、年代による職員数のアンバランスから来る、中間管理職的立場の教師の仕事増加、モンスターペアレントと呼ばれる保護者の存在、生徒から体罰と言われる事に怯えた結果の学級崩壊など、一昔前の教員とは違う労苦を担わされ、現場の教師は疲弊しています。
そのような劣悪な環境が半ば常態化してしまっている現在では、高い志を持って教育という分野に飛び込んでいく事は、他に選択肢のある優秀な人材ほど二の足を踏むのが現実的なのです。
教師という職業はかつては「聖職」と呼ばれる程、高い地位の尊敬すべき存在でした。
ところが今では先述のような雑事に振り回され、外部からの圧力のもとに置かれ、身動きの取れない過酷な職業というイメージが生まれつつあります。
このような環境では、レベルの高い教員の確保はますます難しくなります。
やり甲斐や社会的存在意義は、報酬だけで測れるものではありません。
しかしおよそその仕事に見合った報酬が無ければ、やる気を失っていくのは当然です。
熱意のある教員は、現場の現実に直面し真正面から対峙してしまうために、見切りを付けるか、うつ病など心の病に倒れ辞めていきます。
やる気そのものを無くした志なき教員だけで組織されている小中学校が今後増え続ける事態にならないよう、教員の待遇の改善を急務として行うべきでしょう。
社会の根幹は教育です。
高い国力を維持していく為には、教育者のレベルを保ち続け、彼らに対する尊敬の念を忘れない事が大切なのです。